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黒スピーカー(ピアノフィニッシュ)4台補修 


黒いスピーカー(ピアノフィニッシュ)の補修。

このスピーカーを初めて補修した、随分前の日記では
1台に4日くらいかかってしまった事があり
(補修後割れたり、塗装が変色したり…)


ウチがやっている補修の中では高度な部類です。
そんなスピーカーが今回は、なんと4台!!

このパターンも随分ノウハウがわかって来たのと
昔の失敗データを生かして作戦を立てて来たので
今回は一発で仕上げます!!!

2015t4t17tpianosupi9.jpg

奥の2台。角の打痕、割れ。

2015t4t17tpianosupi16.jpg

奥から3番目、線キズ。(もう一台、手前のスピーカーの写真が無いですが、
上の2台と同じ様な打痕がありました。)



今回、5時間×2日作業です。
1日目
■パテ埋め、再造形(3時間)
■塗装(2時間)
2日目
■研磨、仕上げ(2時間)
■微調整(3時間)

〜といった工程です。




1日目

2015t4t17tpianosupi15.jpg

割れている部分をカットし、パテ埋めをして形を整えます。
1日目はほとんどこの作業。

2015t4t17tpianosupi17.jpg

養生をして、塗装して1日目終了。
この時の塗装は、「一見仕上がっているのでは?」と思うくらい艶が合うまでやります。



2日目

2015t4t17tpianosupi18.jpg

昨日の塗装から19時間後の作業。
「一見仕上がっているのでは?」と思うくらい艶があったのですが
塗料が硬化し艶が下がっています。

(これは計算どおりです)

ここから磨き上げて仕上げます。

2015t4t17tpianosupi21.jpg

完成。

2015t4t17tpianosupi20.jpg

多少微調整もありましたが
2日に分けて作業すると調整しやすいです。

2015t4t17tpianosupi19.jpg

線キズ。こちらはパテ埋めする事なく、研磨+塗装で直りました。

2015t4t17tpianosupi22.jpg

4台完成。

今回も緊張しましたが、無事仕上げる事ができました。

こういった補修の作業日前は本当に怖いです。
でも数年前はもっと怖かったです(笑)

ウチも何だかんだ、長く補修やっており、
ノウハウが身について来ているんで

威張るような事でもないんですが〜

やっぱり、難しい補修を仕上げると達成感あって
嬉しいです!



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テーマ : 家具・インテリア
ジャンル : ライフ

ウォールナット材、スピーカー表面割れ補修。

2013t11t21supikanoa10.jpg

スピーカーの補修。
上部の枠部分がウオールナット材、胡桃(くるみ)材です。

今日知り合った、リフォーム屋さんが
「胡桃材の補修は難しく、直すのがほぼ不可能ですよね〜」
と言っていたのですが
「昨日、完璧に直しましたよ〜」
なんて盛り上がりました。
それがこれです。(見てるかな、このブログ


2013t11t21supikanoa2.jpg

15センチくらい、細かい亀裂が入っています。

最初写真を見た時は木部内部の割れと思ったですが
実際は表面の分厚い透明なウレタンの割れでした。

2013t11t21supikanoa3.jpg

研磨。
もしかしたら研磨のみで直るのでは?
と思ったのですが、亀裂は深く、全体的にも凹んで
いたので、
やはり補修して再塗装です。

2013t11t21supikanoa4.jpg

細かい線キズは消えました。
深い線キズは三角刀で
深く削り落とします。

全体の形は合っているのに
中央から右上部の白くなっている部分は研磨により無垢の部分が
出ています。
元々この部分が盛り上がっており、塗装膜の厚さ、もしくは木材の加工に問題が
あったのかもしれません。



2013t11t21supikanoa5.jpg

ポリパテ+顔料で色を合わせ充填。
この作業が最も難しく、何度もやり直してます。

ちょっと色が違うと、角度によって
線の跡が「ギラッ」と目立ちます。
この写真ではわかりにくいですが、中央から右は色がはまり
左の長い線ははまっていません。

そんな地味な作業です。

2013t11t21supikanoa6.jpg

ステインで木目を描いて行きます。
パテ埋めの時にゴールドの顔料などを混ぜても、
どうしても方向変色がおこるので、
少し全体を木のふしをイメージしたり
木目を1本多く描いたりでごまかして行くのがポイントです。
目立つところを、不自然にならないよう暗めに描くのがポイントです。


2013t11t21supikanoa7.jpg

2液ウレタンのサンディングシーラー→上塗り材と厚めに拭き
艶はぼかし材で調整します。
(上手くいかなかったら乾燥を待って、サンドペーパーで艶合わせします。)

鏡面のコーティングでないので、このへんは楽です。

2013t11t21supikanoa8.jpg

完成。

今回は会社の方に沢山見て頂いて
お褒めの言葉いただきました!!


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スピーカー補修。 南麻布、美容室にて

2013hiroosupikabiyou1.gif

よくスピーカーの補修を依頼してくださる
会社さんからのご紹介で
南麻布にある美容室のオーナーさん
が所有するスピーカーの補修に行ってまいりました!

たくさん補修している割に
スピーカーの名前など、あまり詳しく無いのですが、
かなり高級なものというのは一目瞭然!


緊張しますなぁ〜


2013hiroosupikabiyou2.gif

3.11の地震の打痕が原因で
表面のウレタンがはがれて
無垢の部分が出てしまっています。

キズ部分の白くなっている部分も
無垢の部分と接着されていなく
隙間になっている状態。
放っておくと、この白い部分は広がって行きます。


まぁ、元が本物の良い木材なので
いざとなれば上面を全部削って無垢の状態にしてから
再塗装する事も可能ですし、やりようは沢山あるのですが

もちろん今回も部分的に直して行きます。
ポリエステルパテ充填、ステインで木目再現、2液ウレタン塗装、研磨
という工程です。



2013hiroosupikabiyou4.jpg

まずはポリエステルパテで限界まで色を近づけ
充填。
レックストリートというポリパテが、色に種類があるのですが
近い色をベースに、艶に注意して顔料で調整します。
方向変色を防ぐのにゴールドの顔料も使用。

この色合わせにすべてかかっています。
慎重に、変だと思ったら何度もやり直します。
艶が上がったり下がったりすると明暗が変わるので注意!

2013hiroosupikabiyou5.jpg

2液式ウレタンを塗装。
奥のスピーカーは部分、手前のスピーカーは沢山キズが
あったので全面塗装しました。

2013hiroosupikabiyoutuyanasi.jpg

このとおり、すっかり鏡面艶はなくなりました。

今回、慎重に補修するため
2日に分けて補修します。
ウレタンを乾燥させるため
1日目はこれで終了。



2013hiroosupikabiyou7.jpg

2日目
コンパウンドでひたすら磨いていき
鏡面のつやを出して完成です!


2013hiroo11t14t10.jpg

2013hiroosupikabiyou8.jpg




スピーカー補修はうちの中でも最大に
難しいです。
淡々と直しているようで
何度も冷や汗かいてしまいました。


最近は、「スピーカー」「鏡面」という
言葉を聞いただけで、前日くらいから厳戒態勢になってしまいます!

あんまりにも真剣に作業(しかも、やや時間オーバー)
して
オーナーさんに気を使わせてしまったかもしれません!

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白スピーカー塗装。(全2日間)

2013noasirosupika9t19t1.jpg

今回は補修ではなく
塗装です。


これはスピーカーの底面なのですが
他の面は鏡面なのに対して
この底面だけ艶消しになっています。

今回はこの底面を鏡面に仕上げます!


2013noasirosupika9t19t2.jpg

足付け

♯320で研磨します。

前回、同タイプのスピーカー(黒)の補修で
さんざハマってしまったので

知り合いの補修屋と話して、さんざ対策を練りました。
そこで気づいた事
ウチで「目荒らし」と表現していた事は
「足づけ」というそうです。


とにかく2液ウレタンを定着させる為に
表面をザラザラにします。
プライマーなどは不必要です!

2013noasirosupika9t19t3.jpg

元々の塗装むらがあり
(おそらく側面塗装時にたれたもの)

研磨していたら、黒くなったので
2液ウレタン(白)を面相で塗る。

2013noasirosupika9t19t4.jpg

ねりゴム

これは画材の消しゴムです。
ネジ穴にマスキング変わりに使いました。

思いつきで使ったのですが
とても上手く使えました。


2013noasirosupika9t19t5.gif


2液ウレタン(透明)塗装。

左下がエアブラシ0.5口径です。

2013noasirosupika9t19t6.jpg

2液ウレタン塗装→ぼかし材塗装→15分くらい置く→2液ウレタン塗装
〜と3度くらい塗装しました。

少しエンボスっぽくなっています。
ちょっと濃く吹きすぎたかもしれません。

初日はこれで終了。
1日乾燥させます。


前に、同じスピーカーで硬化後に変に表面が
毛羽立ってしまった事があったのでので不安です。


2013noasirosupika9t19t7.jpg

2日目

塗装後と変わらない状態で無事に硬化してます!

とりあえず表面がエンボスっぽいので
♯1000で軽く研磨します。

部分塗装でないので安心して研磨できます。


2013noasirosupika9t19t8.jpg


♯1000→コンパウンドに切り替え
右はしから磨いています。

艶がどんどん上がって良い感じです!

2013noasirosupika9t19t9.jpg

ほぼ完成。
鏡面化していると
表面に微妙な磨きの線キズや針の穴の先でつついたような
かすかな跡が目立つようになります。

そんな時は♯2000で気になるところを研磨し
もう一度コンパウンドで艶を上げます。

2013noasirosupika9t19t10.jpg

完成。

完璧な塗装仕上げです!

なんだかんだ足付けがいかに大事か
痛感しました。
こんなにスムーズにいくとは!

先月同タイプのスピーカーの補修
http://spanq.blog134.fc2.com/blog-entry-179.html
大変な補修になってしまったのですが

このブログを見ていただいている方々から沢山アドバイスをいただき
本当に感謝しています。

そんなこんなで、今回の塗装は
気合い入れて行いました。

上手く行って本当にうれしいです!


2013noasirosupika9t19t11.jpg


帰りに秋葉原へ
電気部品を買いに…
スピーカーとは何ら関係無いのですが

来週、長野にちょっとした美術展示会に出品するので
その準備です。

なんか、名前は知らないですが電気街口の古くからあるビル
(オーディオやプラモデル、それこそ15年くらい前は秋葉原でここにしか
専門的なフィギアとか置いてなかったようなカオスなビル)

が取り壊されてました。

すでにオリンピック効果だったりして…

東京はこれからどんどん変わって行くんでしょうね。

テーマ : 家具・インテリア
ジャンル : ライフ

プロフィール

スパンク・リペア

Author:スパンク・リペア
簡単なリフォーム!
都内近郊での木部、その他インテリアの補修。

芸大、美大卒、若手美術作家中心で少数精鋭のリペア団体です。
素材について日々研究しています。

※こちらのサイトは素材研究の為やっていますので
こちらからは仕事の受注は受けてません。
もし、ご要望があればコメントいただくか
spanqsya@gmail.comにご連絡ください。




監修:松場昭典(美術作家)
東京芸術大学油画卒業、同大学大学院壁画専攻修了。
SpnQ代表。展覧会多数。
素材を様々な視点から検証し、長年保つ画面を研究しています。

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