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キッチンパネル 修理 鏡面塗装。

販売前の新築住宅にて キッチンパネルの亀裂の補修です。

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ウチの補修では、よくあるパターンなのですが、よくよく考えてみると
一発勝負の難しい補修なんです。
今回はキズが大きかった事、材料を少し変えた事により
ハマッてしまいまい、
1日で仕上がらず、2日にまたいでしまいました。


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250mmくらいの亀裂です。



何がいけなかったのか!?
この日記で検証して行こうと思います。


ちょっと悔しかったので、帰りの電車で図を描いてみました。

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これが、キッチンパネル補修の基本的なやり方です。
1、ポリエステルパテ充填。
2、粗めのサンドペーパーで研磨。(平らにすると同時にウレタンのくいつきを良くする)
3、ニ液式ウレタン塗装。(ナガシマの白+画材の顔料で調色)

4、コンパウンドで研磨。


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ポリエステルパテ。
「レックスリート ホワイト」
通常、硬化材を入れると黄色っぽくなってしまうのですが、
コチラは白い状態を維持して使えるので便利です。

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二度に分けて充填。乾燥時間も早いので、すぐに研磨できます。


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2液混合のウレタンを吹くにあたり、入念に養生します。
※すぐに硬化しないのと、定着力が高いので、
ビックリするほど遠くまで飛んで、定着している事があるので注意です!
部屋全部(特に床)養生しても大げさでは無いです。


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2液ウレタン(調色済白)を塗装。

画像でわかりにくいですが、
ポリパテの白色が思った以上に暗く
(艶の関係だと思いますが)
かなり分厚く吹いてしまいました!補修屋さんあるかあるで言えば、白アイカスプレーを吹きすぎて、表面がブヨブヨになってる状態に似ています。

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乾燥時間を一時間くらい(かなり早め)。コンパウンドで研磨作業をはじめたのですが、
少し早かったのか?又はコンパウンドを変えたのがいけなかったのか?
なかなか艶が上がらず、おまけにアイボリーっぽく変色している
気がして、なかなか作業が進みませんでした。


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今回はガスマスクをちゃんと着用しました。
ホントにニオイがしなくて逆に勘が鈍ってしまいそうです。

結局仕上がりが微妙で、イライラし、マスクをとって作業!

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そんなこんなで葛藤していると
すっかり夜に!!

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もう一度吹いたのですが、絶妙に色艶がわからず
ひたすら磨いていました。

この明るさの中でこれでギリギリ
これで良いか!?

という点で仕上げました。



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ここは、かなりローカルな駅なので
この電車で終電。
無人駅です!!


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結局、数日後に手直しに行きました。
正直完成後を見たら微妙によごれっぽくなっていたので

あれで完成としていたら

ウチの補修の信用に関わるトコでした。
(うーん、危ない!)

もう一度白を吹き付け

3時間置いてから磨いて完成させました。

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今回のハマった一つはコンパウンドを実験的に
いろいろ試した事です。
普段4の3Mコンパウンドを使っていたのですが
これは実は機械磨き用だったみたいで
3の手磨き用をすすめられて使ったのと
1の車用、2の荒めのものを併用した
のが普段と勝手が違ったみたいです。




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仕上がりは
我ながら完璧と行って良いでしょう。
艶、色も違和感無しです。

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やはり、完璧に仕上がると気持ち良いです。

今回初期の段階で上手く行かなかった点。

その1最初の目荒らしが甘かった。
♯800くらいでキズまわりを研磨したのみだったので、その後のウレタンの吸着力が弱く
コンパウンドで磨くと取れてしまう感じだった。
思い切って320〜400くらいで目荒らしすべし!

その2 ウレタン吹き付けを、2度に分ける。
パテのグレーがなかなか隠れず、気になって一気に分厚くふいてしまったが
こういう場合一度中塗りのように吹いて硬化を待ち、その跡で上塗りした方が良さそうです。
垂れてしまったら、もう一度やりなおす。

その3 コンパウンドは粘着性の低いものを使う。
その後いろいろ試した結果、今回新しく買ったものは粘着性が高く
(油粘度みたいな感じ)、表面が完全硬化後の研磨の場合は良いのですが
補修のように限られた8時間くらいの中でだましだまし磨く場合には向かないようです。


〜という今回気づいた事で、自分に言い聞かせるように書いてみました。


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オマケのように発見した事…

2液式ウレタンをエアブラシで塗装した翌日、
ほったらかしていたら、あっと今に固まり、
もう駄目かと思ったのですが、
持っていた最強の薄め液(ウレタンシンナー)などで
一生懸命溶かしてもダメでした。
そして、ハンズに塗料はくり材
というのがあるのを知り
見に行くと、「安心、安全!水性!」みたいなはくり材
ばかりで、絶対にはくれなそう〜
もっと強烈なものは無いのか!!?
と思った瞬間、油絵の具のストリッパー(ネオホルベックス)
を思い出し、使ってみると、あっという間にウレタンが内部から溶け出して
使えるようになりました!!
油絵の具以外も使えるんだ〜!!
なんだか感動したと同時、この危険な液体、どんな成分なんだよ。
って思いました。
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テーマ : 住まい リフォーム
ジャンル : ライフ

プロフィール

スパンク・リペア

Author:スパンク・リペア
簡単なリフォーム!
都内近郊での木部、その他インテリアの補修。

芸大、美大卒、若手美術作家中心で少数精鋭のリペア団体です。
素材について日々研究しています。

※こちらのサイトは素材研究の為やっていますので
こちらからは仕事の受注は受けてません。
もし、ご要望があればコメントいただくか
spanqsya@gmail.comにご連絡ください。




監修:松場昭典(美術作家)
東京芸術大学油画卒業、同大学大学院壁画専攻修了。
SpnQ代表。展覧会多数。
素材を様々な視点から検証し、長年保つ画面を研究しています。

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