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鏡面の補修の研究。(キッチンパネル)


今年に入ってからキッチンパネルなどの鏡面の補修を
紹介した日記を沢山アップしているのですが
そのおかげか、夏になって鏡面補修のお仕事を沢山いただきました。

そして、そのハードルもどんどん上がっていく事に…

少しでも鏡面補修のレベルを上げる為に
今回はいろいろなパターンを紹介します。

2013toohunakyoumen2JPG.jpg

こちらはキッチンパネルで別の補修業者さんの補修跡。
〜の補修。(この時点でハードル高い…)
少し曇っているとの事。

2013toohunakyoumen1.jpg

たしかに曇っていますが
目を細めて、曇る角度を探らないとわからないレベルです。

いやぁ〜はっきり言って
この補修業者さん、全然ヘタクソではないですよ〜!

これ以上のレベルかぁ〜

2013toohunakyoumen6.jpg

〜というわけで仕上げましたが、丸1日かかりました。

2013toohunakyoumen3.jpg

このレベルまで仕上げるのは
かなり難しいです。

ちょっとイラストにしてみました。

↑この補修はイラストのBパターンです。
吹いたウレタンをかなり研磨してからコンパウンドで磨く方式。

Scankokokok jpegjpeg
Aのパターンは2液ウレタン硬化後にコンパウンドで磨いて仕上げる方式。
Bのパターンは2液ウレタン硬化後に♯1000くらいのペーパーで表面を整えるつもりで研磨してから
コンパウンドで磨いて仕上げる方式。

(塗装部分と塗装していない部分を同時研磨するので加減が難しいです)


2013toohunakyoumen7.jpg

こちらは、同じキッチンパネルの別の箇所。
ウレタンがたれた跡のようになってます。
(前にやった補修業者さん…これがあった為クレームになってるんだと思うなぁ〜)

2013toohunakyoumen4.jpg

コントラストつけてみました
解りますか?

2013toohunakyoumen5.jpg

↑この補修はイラストのAパターンです。

吹いたウレタンを直接コンパウンドで磨く方式。

少しエンボス調になっているのがおわかりでしょうか?

〜とまぁ、仕上がりにこのくらいの差を出す事は可能ですが
この方式(Aパターン)でもほとんど違和感は無いです。

20138t31tkyomennkennku oyama15

こちらはまた別のキッチンパネルです。
元々表面に亀裂があったのですがBパターンで直しています。

ほぼ完璧な仕上がりですが
かすかに研磨の跡が残っています。
(これが出るのがBパターンのリスキーな点ですね)

2液ウレタンの塗装は硬化時間が3時間くらいかかるので
1日8時間作業としたら1発勝負、やり直したとしても、せいぜいもう一度くらいが
限界です。
硬化時間、あと塗装前の目荒らし研磨の加減も
難しいです。

最後に悪いパターンを紹介します。

20138t31tkyomennkennku oyama1

小さい亀裂。

20138t31tkyomennkennku oyama2

ポリパテで埋めて
♯800くらいのペーパーで全体を軽く研磨し塗装前の目荒らしとしたました。
(↑ここが甘かった!♯2240〜400くらいにすべきだった!!)

20138t31tkyomennkennku oyama3

2液ウレタン(白)塗装。
ここまでは、見た目順調に進んでいる
…とおもいきや!

20138t31tkyomennkennku oyama15

十分硬化させた後コンパウンドで研磨すると、どうしても
塗装の境目が消えない さらに磨き続けると塗装した○はどんどん小さくなって行き
最後には消えて、艶無く汚くなって終わりました。

特に白を吹く場合、今回のように途中のポリパテが白でも
ある程度の量を吹かないと隠れないので
塗装箇所が分厚くなりがちです。なので目荒らしはしっかり
やらないと、こういう結果が待っています。

こういう時は悪あがきせず、冷静になって別の日に
もう一度挑戦した方が良いです。


〜とまぁダラダラとまとまりの無い内容の日記を
書いてしまいました。
こういう、一見難しい補修ばかりやっていると
なぜか普段の床のキズ補修が下手になったり
します。
まぁ、あれもあれで深く考えると難しいですからねぇ。
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テーマ : 家具・インテリア
ジャンル : ライフ

プロフィール

スパンク・リペア

Author:スパンク・リペア
簡単なリフォーム!
都内近郊での木部、その他インテリアの補修。

芸大、美大卒、若手美術作家中心で少数精鋭のリペア団体です。
素材について日々研究しています。

※こちらのサイトは素材研究の為やっていますので
こちらからは仕事の受注は受けてません。
もし、ご要望があればコメントいただくか
spanqsya@gmail.comにご連絡ください。




監修:松場昭典(美術作家)
東京芸術大学油画卒業、同大学大学院壁画専攻修了。
SpnQ代表。展覧会多数。
素材を様々な視点から検証し、長年保つ画面を研究しています。

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